どんな道具であってもメンテナンスを怠れば、実力を発揮できません。
毎日の生活の中で料理を行う際に使う包丁、これも研磨しなければいずれは切れが悪くなってしまいます。
ある日職員が包丁を研いでいるとそれを見ていたお客様が「研いであげようか?」と
声をかけてくださいました。
そのお客様は包丁の研ぎ方を職員に1から丁寧に教えながら1本、また1本と
手早く終わらせていきました。研がれた包丁はキラキラ光るほどの仕上り!


周りのお客様からの「すごい!」「上手だね!」の歓声を受ける中、照れくさそうながらも
とても手際よく研がれていたので、「昔は包丁を使う仕事をしていたのですか?」とお聞きすると
「料理作る仕事はしていない。ただ親父が何でも自分でやる人で
包丁研ぎもやっていて教えてもらったんだ」と笑顔で教えてくださいました。
2階の包丁を研ぎ終わった後は「何本でもやってあげるよ!」と意気込まれそのまま
1階の物も研いでくださり、その真剣なお姿はとても輝いてみえました。
光放つ包丁たちはその後、想像を超える働きを発揮し、それはそれはとても美味しい
夕飯が出来上がったのです。

ありがとうございます!包丁職人さん!