1月15日は小正月。別名「女の正月」とも言われています。
年末から続く正月行事が終わり、女性たちが休息をとる日とされます。
多忙だった正月行事の締めは「団子さし」。
現代では冬でも奇麗な花が買えますが、昔は雪景色の季節には自分たちで彩を工夫してきました。
米粉や団子粉で団子を作り、色粉で彩を加えた団子も作ります。
団子さしには家族の無病息災や家内安全、五穀豊穣を願う意味があり、
昔は家庭で俵や小判、巾着袋、鯛や稲穂を銜えたキツネ、家財を守るへびなどを作り飾っていました。
今では縁起物の形をした団子せんべいを飾ります。
もなかの皮みたいなせんべいで、彩は素朴な華やかさがあります。
「20日の風には当てるな」と言われ、3~4日で下してお汁やおしるこなどでいただいたものです。
味はみずきの樹の皮の香りがあり、微妙でした。
小正月の古よりの風習で、引き継いでいきたいものです。