全社安全衛生チームの秋山です。
心愛会では、お客様と職員の安心・安全のためにノーリフト®ケアを推進しています。
ノーリフトケア®とは、「lifting しない(nolifting)」、つまり、抱え上げない・持ち上げない・引きずらない、そして不良姿勢を継続させないケアのことを指します。そして、単に持ち上げない・抱え上げない介護技術だけではなく、介護する側・される側双方にとって安全で安心な介護により、福祉・医療の現場から腰痛をなくす取り組みそのものを示す言葉です。
安易に福祉用具に頼らないのがノーリフトケア®の基本です。相手に合わせた介助方法を考え、体の仕組みを上手に使い、必要に応じて福祉用具を用います。
お客様に適した福祉用具を使用することで、お客様はより安心・安全な生活を送れます。スタッフにとっても身体的負担を軽減させる効果があります。
心愛会の各事業所で使用している”福祉用具”をシリーズで紹介しています。
8回目は「電動診察台」をご紹介します。
用途
ベッドを置くことができないような狭いスペースでの衣類の着脱やおむつ交換をする際に活用。
メリット
中腰姿勢による腰の負担を減らす。簡易的に高さを変更できる。


使用している事業所
コパン コパン・クラージュ
介護職員の声
生活介護サービスで、障がいのある方のオムツ交換に使用しています。
中腰の状態でケアを行うと職員の体に負担がかかるため、導入しました。
車椅子の高さに合わせて移乗したり、介助の時に自分の身長に合わせて調整できるので、無理な体勢をとることがなくなり、身体的負担(特に腰への負担)が減りました。
次回は福祉用具番外編(ICT)「ライブコネクト」をご紹介します。to be continued…
ICTとは…
「情報通信技術」と訳され、コンピュータを単独で使うだけでなく、ネットワークを活用して情報や知識を共有することも含めた幅広い言葉です。
※「ノーリフト®」「ノーリフトケア®」は一般社団法人日本ノーリフト協会の登録商標です。