高齢者疑似体験研修 【ハーモニーハウス】

身体拘束廃止・虐待防止委員会が主催となり高齢疑似体験研修を行いました。

身体拘束・虐待防止に関する研修は必須として毎年行ってきましたが疑似体験セットを使っての研修は初めての試みです。(会津美里町社会福祉協議会様より借用)

身体機能低下を実感できる【身体の衰えの理解】だけではなく、高齢者が抱える【心の変化】についても学びました。

ペアになり高齢者役と介助者役の両方を体験し日頃おこなっている声のかけ方や介護技術と照らし合わせ、振り返りを行うこができました。

≪えっ!? 何って言ってるの??≫

何か言われているのは分かるけれど、聞き取れなくってモヤモヤするな~。とイヤーマスクを外そうとする職員もいました。

高齢者は聞きづらくっても自分ではどうしょうもないことです。私たち介護者が伝え方(声の大きさ、スピード)などを考えなければなりません。

≪腰がいたーい。 体がこわい(辛い、疲れた)≫

≪自分で起きられるけれど、少し手をかりると痛みもなく起きられるね≫

小銭を出すこと等の普段何気なく行っている動作でも、腰が曲がったり視野が狭くなったりしている状態で行うのは簡単なことではありません。

二重の軍手で指の関節も曲がりにくく、触覚も鈍いなかで、小銭を扱うのも苦労します。

体験を通じて感じたことを基に振り返り 

 

ここからは実際に体験した職員の声を紹介したいと思います。

~声掛けは正面から行う事により転倒のリスクが減るということが体験できよかった。

~体験を通して私たち介護する側が視える、聴こえると思って話していることが介護される側には伝わりにくく、理解しにくことが分かった。

~高齢者疑似体験を通して1つ1つの介助でも恐怖が伴うことが体験でわかったので今後お客様に接する際に活かしていきたいと思った。


【体験】することで、職員一人ひとりの意識が変わり、行動が変わっていきます。

heart to heart 心が通うケアをお客様へ♥

今回私達が体験したことは数分でしたが、高齢者の方はこういった状態と共に生活していることを忘れず、

今後もお客様に寄り添ったケアを目指し様々な研修に取り組んでいきたいと思います。