心愛会キャリアコンサルタントの秋山です。
特別養護老人ホーム「ハーモニーみどりヶ丘」のリーダー向けに”話の聴きかた”研修を行いました。
リーダーは立場上、コミュニケーションスキル、中でも”聴く”スキルを多く求められます。
今回はリーダーに関連した”話の聴きかた”についての研修を行いました。
リーダーとは…
チームの目標達成や問題解決に向けてかじ取りを行う人を指します。
研修の内容は…
・ティーチングとコーチング
・ペアワーク
”石になる”…聞き手は返事や頷きなどのリアクションを一切しない
”エラそう”…聞き手が腕を組んで、ふんぞり返って話を遮る
”社交的で話上手”…聞き手が話し手の話を横取りする
”聴く”…聞き手は相手の話に対して、頷きやリアクションを行うワーク
・場面構成(話を聴く場所、距離感、座席の位置など)
・話を聴くときのポイント
・共感と同感
・職場でのメンタルヘルスにおけるリーダーの役割
です。
ペアワークの様子
ペアワークは「聴く」以外は”悪い事例”です。
皆さんが普段やらないことを演じさせてしまって申し訳ありませんでした。((+_+))
いつも聴く姿勢ができているからこそ、違和感を感じたりしたのでしょう。
ペアワークは全て同じ時間で実施しましたが、「聴く」意外は「時間を長く感じた」という方もいました。
心地良くないと時間も長く感じますよね。
共感と同感の違いについては変換ワークを行いました。
共感と同感は似て非なるものです。
共感…主語は話し手
「(あなたは)○○と思ったのですね」 「(あなたは)○○が辛いのね」
同感…主語は自分
「分かるよ」 「自分もそうだった」
「共感」は相手に”寄り添う”ことでもあります。寄り添えるリーダーは心強いです!
参加者からは…
「(ワークで)相手が話を聴いていないと思う態度だと、話をしたくなくなる自分に気付けた。これからは態度は勿論、話す場所や距離感などにも配慮をしたい」
「聞き手が頷きや話題について反応すると自分はもっと話をしたくなった。相手に気持ち良く話してもらうことも重要な要素であると思った」
「メンバーと話すときは”同感”していたかもしれない。”共感”できるように意識をしたい」
といった感想がでていました。
今回の研修はリーダーである皆さんにとっては”当たり前”のスキルかもしれません。
基本的なことを確認しつつ、もっと聴く力を向上させて行きましょう!