認知症世界の歩き方 実践ワークショップ 【会津美里町地域包括支援センター】

こんにちは!

今回は 「令和5年度 会津美里町地域包括ケア深化推進事業」 令和6年1月 の活動報告をします。

地域包括ケア深化推進とは

厚生労働省 老健局より提示されており、暮らしの基盤作りのようなもの。「いつまでも自分の地域で」とか「支え合う地域」とか。

「地域包括ケア深化推進」 について詳しくは ➡ コチラ(厚生労働省ホームページ)

会津美里町では、この活動を様々な学びの場として行っており、今月は 「 認知症世界の歩き方 実践編 」 を開催しました。

【 認知症世界の歩き方とは 】

このコンテンツは、認知症と診断された方100名に聞き取り調査を行い、

実際に見える景色や感覚などをまとめ、書籍にしたことがはじまりです。

詳しくは ➡ コチラ

実は2022年7月に 『 認知症世界の歩き方 ダイアログ 』 を別研修で開催しました。

こちらは、”認知症と診断された方の方困りごと” を考えるものでした。

認知症世界の歩き方 実践編とは

アニメーションを見て、モデルケースから 「アブダクション」 という推論を用い、

「〇〇かもしれない」 を参加者同士で共有しながら、誰も知らない認知症の困りごとを考えます。

更に 「 生活場面で困りごとが起こりそうな場所を見つけ、どのように改善するか 」 を推察していきます。

「 どうしてトイレを失敗するようになった? 」 を推察して共有したり。

「 失敗しないようにするには? 」 を推察して共有したり。

介護経験ゼロの人と介護福祉専門職が同じテーブルにいても平等に話し合いができるのが面白いところ。

介護業界のタブーをブチ破る介護経験ゼロの意見。

長老の豊富な経験から繰り出される、尤もな意見。

経験しすぎて”燈台下暗し”だったこと、レアケースを実際に見た人、たくさんの意見を共有しました。

ある驚くべき事象が起きた理由を説明できる仮説を考える推論法 = アブダクション

認知症と診断された人が困らないために、認知症で起こるトラブルを解決するデザインを考える。

自分の分からない感覚を受け入れ、想像し、環境をつくる。

この考え方は認知症と診断された方専用ではなく、

自分の知らない・分からない全ての事に通じるかもしれません。

興味のある方は、会津美里町地域包括支援センターまでお声がけください。