地域と役割と自尊心

暦の上では春を迎えましたが

もうしばらくは寒さが続きますね。

みなさんこんにちは。

さ、今回はどこにでもある風景から

人と地域と文化の関係を私なりに探ります。

職員)「 しかし今年は雪が深いですねぇ。

住民)「 んだがらなぁ。 歳と雪は あど いらねぇなぁ。

一同)「 あはははぁっ。

冬の会津の定型文。

そんな会話が聞こえてきそうな

ある集落の お地蔵さま。

通常、このような建立物は

保存会や 青年会などで

手入れを行う事が多いですよね。

ですが これ、近くに住む介護サービスを利用されている男性が一人で行っているのです。

話だけ聞けば

「 あぁ、うちの地区にもいるよ 」

という事もあるかもしれません。

しかし、視点を変えて見てみると

なかなか面白いなと感じたのです。

「 孤独は喫煙と同じくらい健康に悪い 」

と、公衆衛生の中で例えられるようになりました。

しかし、この地区を含め

農村の山間部のような場所では

高齢者の一人暮らし 交流の場 生活の支援 を解決する方法は

選択できるほど多くはありません。

そんな中、地域社会の中で

自分の役割を見つけ実行する

それによって、生きがいや自尊心(自己肯定感)が生まれ

町内のように人が行き来する場所じゃなくても

デイサービスで多くの人と顔を合わさなくても

健康寿命を延ばすことができるんじゃないかな?

自分に自信を持つって 日常生活でなかなかないですよね。

そう考えると ボランティアの意義は

自分のためでもあるのかな?

もちろん、一人ひとり役割の価値観も違いますし

活動がストレスになっては 元も子もありません。

責任感や楽しみ、自分の特技を生かして

誰かのためになるっていいですね。

(今回はお地蔵さまですが 物語のように暖かそうでした)

皆さんは自分を高評価できること 最近ありましたか?

毎日 ” 自分の良かったコト探し ” しましょう (^^)/