高齢者は食べ物や飲み物を飲み込む(嚥下)機能が低下してきます。ハーモニーハウスではお客様がトロミ剤を使用し、安全に水分を召し上がっています。
このトロミ剤も混ぜ方が不十分であるとトロミがつきにくく、誤嚥のリスクを高めてしまいます。
トロミ剤の使用についてしっかりと理解を深めることは、お客様の安全を守るために非常に重要です。
施設で使用しているトロミ剤のメーカーの「ヘルシーフード株式会社」様にご協力いただき、トロミ剤の研修を実施しました。
誤嚥のリスクを避けるために、介護職員だけでなく、看護師や厨房職員も一緒に研修を受けることは、チーム全体での意識共有を図るために必要だと考えています。
トロミ剤を正しく使うことが、むせや誤嚥を防ぐために不可欠で、例えば、トロミ剤の種類や使う量、混ぜ方などの細かなポイントを全員が理解することが大切です。研修を通じて、誤嚥の原因を理解し、適切な対応が学べました。

飲み物の種類によってトロミ剤のつき方が異なり、お茶は苦みを感じ、牛乳は喉に残る感じがありました。

介護職員は日頃からトロミ剤を使用しているため、慣れた手つきですが、混ぜ方のポイントや誤嚥について改めて理解が深められたようです。
看護師や調理師にとっては、なかなか体験しない内容だったため、とろみをつけるのって難しい…
トロミをつけた飲み物を口にする機会はどの職員も少ないため、飲み込みにくさや味の変化を感じていました。

今後も定期的に研修を実施し、お客様が安心安全に過ごしていただけるよう努めていきたいと思います。