とっても硬い題名になってしまいました。
まずは日常の仕事の様子をご覧ください。
いかがでしょう?
真剣に ”かかし” を診療する医師を私は初めて見ました( ゚Д゚)
令和3年12月18日 会津美里町 じげんホールにて
奥会津在宅医療センター 押部郁郎先生 をお招きし
「奥会津在宅医療センターの500日」
という題で講演いただきました。
もともとは、福島県立医大を卒業され
県立医大をはじめとした公立病院 中核病院で
消化器外科 ・ 移植外科 ・ 小児外科 と経験され
救急分野でもドクターヘリの経験がある先生です。
現在は奥会津4町村をカバーする 「 奥会津在宅医療センター 」 で勤務されております。
医療現場の第一線で活躍されていた先生が
なぜ奥会津の在宅医療の一端を担うことになったか?
いくつか理由をお話しされましたが、中でも印象に残ったものは
「 死に向き合う、死に伴走する 」 「 病気とは何か? 治癒とは何か? 」
「 医療が地域にどのように役立てるのか探求してみようと思った 」
その言葉通り、 地元の高校で授業をしたり、 地域の食堂の出前を手伝ったり
腰の曲がったおばあちゃんの洗濯物干しを手伝ったり。
みなさんは お気づきでしょか?
そう。 すべて顔の見える関係なのです。
技術は進み、 隣の人が誰か なんて知らなくても困らない。
必要な時に スマホ一つでつながれる。
隣近所の付き合いが鬱陶しいと感じる。
メディアでよく目にする 在宅医療 や 地域医療 という言葉。
直接関わっていないと見逃しがちな、そしてありきたりな言葉ですが
同じ会津地区で挑戦している医師がいる事に驚きました。
そしてもう一つ。
「 地域ってなんでしょうね? 」
「 対義語ってあります? 」
私たち介護・福祉に携わる者では常套句ですが、
この問いに答える事はできませんでした。
その土地に住む方々と馴染み信頼し合える。
そんなお話のあとに、改めて写真を見ると
見え方も変わってきませんか?
「 奥会津に暮らす すべての人に 」