ひとは、加齢に伴い、食べ物を噛む力や飲み込む力が低下します。すると、今までと同じ食事では摂取量の低下による低栄養や、ムセから誤嚥性肺炎などのリスクが高まります。
そんなときに、安心してかつ美味しく召し上がっていただけるのが、ハーモニーハウスでも提供している「シフト食」です。
ソフト食は見た目は普通の食事と同じですが、歯茎や舌で簡単に押しつぶすことのできる、ゼリーやムースのような食感なので、入れ歯の方や歯のない方にも安全です。
ミキサーで食材を完全に液体状にしたミキサー食に比べて見た目もよく、食材ごとの味や香りを感じることができます。
「最期まで美味しいご飯を食べたい」そんな思いに寄り添うお食事がソフト食です。
今回はハーモニーハウスで提供している「ソフト食」について、調理方法をご紹介いたします。
ソフト食の調理方法
①食材をやわらかくなるまで加熱する。

②だし汁とともにミキサーにかけ、滑らかなペースト状にする。

③ソフト食用のゲル化剤を加えて加熱し、型に流し固める。

④元の食材の形に似せて切る。

⑤他の食材とあわせて、あんをかけて完成。

ソフト食のそば蕎麦御膳(施設内給食の一例)

ご家庭で作る、介護食のポイント
以上のように、本格的なソフト食を作りには、専用のミキサーやオーブンなどの調理器具や専用の凝固剤が必要で、自宅で作るには手間と時間がかかるため、今回はご家庭でも工夫できる、食事のポイントをお伝えします。
- 片栗粉や市販のとろみ剤を活用する
あんかけにすることで、誤嚥をふぜぎ、安全に食べられます。
- たんぱく質の多いやわらかい食材を選ぶ
健康寿命を延ばすためには、たんぱく質の摂取が大切です。卵や豆腐、乳製品などやわらかくてタンパク質の豊富な食材を取り入れましょう。
- 市販品を一部活用する
スーパーやドラッグストアにはレトルトの介護食が多数販売されています。固さや味のバリエーションも豊富なので飽きずに食べることができます。
ご自宅でハーモニーハウスのソフト食を!
会津美里町にある、ハーモニーハウスでは施設近隣地域の方へ夕食の配食サービスを行っております。
常食を基本とし、ソフト食やミキサー食なども対応していますので、担当者までお気軽にご相談ください。
ハーモニーハウス自慢の手作りソフト食をご自宅までお届けします!!
