危険に気付く目、摘み取る芽~職場巡視~【ハーモニーみどりヶ丘、ハーモニーみどりヶ丘ヴェール】

全社安全衛生チームの佐藤です。

心愛会には職員50人以上の事業場が3つあります。(ハーモニーハウス、ハーモニーみどりヶ丘、コパン)

それぞれ産業医と衛生管理者を選任して衛生委員会が設置されており、法令に基づいて労働者の衛生管理と

安全管理に関わる業務を担当しています。

(職員50人未満の事業所には安全衛生推進者が配置され、同様の活動を展開しています)

ハーモニーみどりヶ丘では5月に今年度の委員会編成がなされ、

衛生委員会も新しいメンバーでスタートしました。

今回は、嘱託産業医の松本寿永先生とともに実施した「職場巡視」の様子をお伝えします。

職場巡視とは、作業場等を巡視し、作業方法又は衛生状態が働く人に有害な影響を及ぼすおそれがないかを

確認して行く行為であり、衛生管理者には週に1回、産業医には月に1回の実施が義務付けられています。

今回は「労災が起きた場所の再点検」と「作業環境の不具合箇所」を重点的に点検しました。

↑浴室で履物の水切れ不良での転倒リスクの確認        ↑お客様の生活の場、職員の作業環境のユニットにお邪魔します♪

作業時の履物、足ふきマット、無理のない動線、十分な通路幅の確保状況等をしながら施設内を回ります。

↑空調の向き、風量、温湿度、躓きやすい床の確認        ↑「一時的に棚の上に物を置く場合は、落下防止の対策を」

備え付け家具の不具合が作業に影響がないか、AEDの設置場所も確認していきます。

そして巡視から戻ったら法人独自で設定している「安心・安全点検リスト」に基づき評価をします。

前回の巡視で改善を指示を出した場所がどのように変わっていたか、

労災発生箇所のリスクは軽減されたか、ハード面での修繕なのか作業管理で危険回避ができるのか等、

積極的に意見を出し合い検討します。

↑松本産業医「ハード面の変更が難しい場所は、整理整頓や工夫を」。  ↑衛生委員からは産業医への積極的な質問が。

衛生委員会は「職員のための委員会」です。安全に業務を遂行するために、

職員から忌憚のない意見を吸い上げ、「回避」「軽減」など、最適なリスクへの対応を検討実施を行います。

職場点検が、お客様と職員が「安心・安全」に過ごせる環境づくりにプラスとなるよう、

継続して進めていきたいと思います。